WordPressの表示速度安定化などの目的で、個人で仮想専用レンタルサーバ(VPS)を使う人が増えているようです。
これまでは、中小企業のサーバとして使われることが多かったVPSですが、その利用が個人にも広まり、個人でも利用できる低価格のサービスが提供され始めました。
そこでVPSを使うメリットとデメリットについてまとめてみました。
共有レンタルサーバ
個人でブログを運営する場合、共有レンタルサーバ+WordPressの組み合わせを使っている人が多いでしょう。
一般的にWordPressは表示速度が遅いのですが、Googleの表示速度重視のスタンスは変わらず、今年(2018年)7月にはモバイル環境でのサイト表示速度を考慮するスピードアップデートも予定されています。
そのため、WordPsessの表示速度を考慮してレンタルサーバを選ぶのが一般的でした。
サーバ提供者側にとっても死活問題なので能力の増強を進めたこともあり、今ではほとんどのサーバが問題ないレベルにまで達しています。
そして最近では表示の速度そのものより、表示速度の安定性に注目が移っているようです。
表示速度の安定性とは
表示速度には、
「アクセスが集中すると遅くなる」
という当たり前の問題があります。
どれだけ性能が高いサーバでも、その能力を超えたアクセスをさばくことはできません。
「表示速度が遅くなるほどアクセスが集まってくれたら、逆に嬉しい」
と思ったら、間違いです。
共有レンタルサーバは、大勢(通常100人以上)の人が利用しています。
100人分のブログ全てのアクセス数が表示速度に影響するのです。
時間的には、22時前後が一番アクセスが集中します。
人気ブログが集まっているサーバは、この時間帯になると表示速度が低下することが多いようです。
「訪問者が多い一番大事な時間帯に表示速度が低下する」
これを回避するのが表示速度の安定性向上です。
という問題を回避するのが表示速度の安定性向上の趣旨なのです。
実際には問題ないことの方が多いでしょう。
でも、今後も大丈夫だという保証はありません。
同じサーバを使っているサイトのアクセスが増えると、遅くなってくる可能性があります。
そうならないように祈ることしかできません。
専用レンタルサーバ
他の利用者の影響を受けないようにするためには専用レンタルサーバを使うという手があります。
しかし専用レンタルサーバは、個人で借りるには高すぎます。
運用にサーバの知識も必要です。
現実的な選択肢ではないでしょう。
仮想専用レンタルサーバ
そこで仮想専用レンタルサーバ(VPS)の出番です。
仮想専用レンタルサーバとは、物理的なサーバとは関係なく、仮想的にあたかも一台のサーバのように振る舞うものです。
利用する側にとっては「ごく小さいサーバを借りた」のと変わりません。
VPSのメリット
- 他の利用者の影響をほとんど受けない(自分のサイトのPVが増えない限り速度低下がない)
- サーバを自由に使える
VPSのデメリット
- 共有レンタルサーバより高価
- サーバを扱う知識が必要
VPSの価格は?
では、VPS(仮想専用サーバー)の価格はどのくらいでしょう。
GMOクラウドのVPSなら月780円から借りることができます。
またアクセスが増えてくると、サーバーやデータの移行なしにいつでもアップグレードできます。
低価格でスタートして、アクセスに合わせてグレードを変更するスモールスタートに対応できるのも魅力です。
これからのWEBサイト運営の選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか?
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