ソーシャルゲーム 今更聞けないコンプガチャ問題とは何だったの?

かつて、ソーシャルゲームで当たり前のように使われていたコンプリートガチャ(コンプガチャ)システム。

2012年に消費者庁が景品表示法違反との見解を示した後、完全に姿を消してしまいました。

コンプガチャは、なぜ法律違反とみなされたのでしょうか?

一度コンプガチャ問題を振り返り、ソーシャルゲームが抱えている問題を考えてみます。

コンプリートガチャ(コンプガチャ)とは?

コンプリートガチャというのは、何種類かのアイテムを全て揃えるとレアなアイテムが貰えるというシステムで、ほとんどのソーシャルゲームで使われていたものです。

それが法律違反とみなされました。一体、何が悪かったのでしょうか?

ゲームアイテムでは分かりにくいので、現実に形のある例で説明してみます。

スナック菓子を買うと、おまけにカードがついているものがあります。封を開けるまで何のカードか分からないタイプです。このスナック菓子にコンプリートシステムを導入してみましょう。

カードが5種類あって、全種類を集めると別のカードが貰えるようにします。

このような形でスナック菓子を販売することは許されているのでしょうか。

ダメです。一発アウトです。

完全な景品表示法違反です。

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コンプリートシステムの何が悪いのか?

コンプリートスナック菓子の何が問題なのでしょう。

カードを4種類、手に入れたとしましょう。残りは1種類だけです。

全部揃えたくなりませんか?

元々は、それほど揃えることにこだわっていなかったとしても、「せっかく4種類揃ったのだから揃えないと損」という気になることもあるでしょう。

また、最後の1種類は確率的に引きにくいことは冷静に考えればわかりますが、順調に集まってしまうと最後も簡単に引けそうな錯覚を起こしがちです。

さらに、販売元は1種類だけ流通量を減らすことができます。というよりもコンプシステムを導入するなら1種類だけ当たる確率を減らすのが当然の戦略です。そうなると増々最後の1種類が手に入りません。

気が付くと、予想以上にお金を使っていたということになりかねません。

このように、いたずらに購買意欲を煽ることで多額の金を使わせる販売方法を禁止しているのが景品表示法です。

コンプシステムは、カード合わせの手法と呼ばれるよく知られた手で、景品表示法でも名指しで禁止されているものです。

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購買意欲を煽る景品表示法の規制は厳しい

ちょっと脱線します。

スナック菓子についているカード自体も購買意欲を煽るためのおまけです。おまけの中に高価なものが混ぜたらどうでしょう。言ってみればアタリです。

すると「もしかしたら高価なアタリが手に入るかもしれない」と思いにかられ、いたずらに購買意欲を煽られます。これもNGです。

スナック菓子が1000円以下なら、アタリでも200円以下でなければならないと決められているのです。

景品表示法では、このように価格に上限を設けて制限することが多いのですが、カード合わせの手法はコンプリートしたときの景品が金銭価値がないもの(0円のもの)でもダメだとされている悪徳商法中の悪徳商法なのです。

ちなみに、ゲームではスナック菓子より、もっとあくどいことができます。

スナック菓子では、どのカードを引くのかは確率だけで決まります。

最初に3つ買って、3つとも同じカードがかぶってしまうと、そこで諦める人もいるでしょう。

数の少ないラスボスを運よく引いて、簡単にコンプリートしてしまう人もいるでしょう。

ゲームでは、かぶって諦める人も、運よく簡単にコンプできる人もいないように操作することさえ、できてしまいます。

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なぜコンプガチャは大丈夫だと思われていたのか?

そうすると、コンプガチャがそれまで許されていたことの方が不思議に思えます。

問題は、

「ゲームアイテムは景品にあたるのか」

ということです。

アイテムといっても実態は電子データに過ぎません。単なる電子データが景品に当たるのか、電子データなど想定できない時代に制定された景品表示法では判断できません。

そこで、消費者庁はコンプガチャは違反だという見解を示したのです。

そして、ゲーム会社は争いを避けるため自主的にコンプガチャを廃止したのです。

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ガチャの電子データをどう扱うのか?

コンプガチャ問題以降、ゲーム会社も慎重になりました。

単なる電子データでも景品とされることがあることが明らかになったのです。他のシステムも慎重にならざるを得ません。

そして、ゲーム会社はガイドラインなどを設けて、自主規制を始めることになります。

「ガチャで入手できるものの種類とその確率を記載する」というのも自主規制として始まったものです。現在では、ほとんどのゲームはこの規制に従っています。

あまりにもやり過ぎて、法律違反だとみなされてしまうことを避けるためです。

ゲーム会社にとってコンプガチャ問題で規制が強くなったのは逆風だったでしょう。

しかし、今から考えると追い風だったのかもしれません。

コンプガチャ問題の際、消費者庁は「コンプガチャは景品にあたるが、通常の課金ガチャは景品ではない」という見解を示してしまいました。

ランダムガチャと呼ばれる日本で普通に行われているガチャは、現在日本以外では違法とされているます。一旦合法だという見解を示してしまった日本では未だに黙認されている、それが現状です。

世界のルートボックス問題

世界中で課金ガチャがルートボックスと呼ばれて問題になっています。

流れとしてはガチャシステムは少しずつ規制が厳しくなってきています。

ルートボックス問題から考える!ガチャシステムはどこに向かうのか?
ソーシャルゲームで一般的なガチャシステムは、日本のゲーム会社の収益の柱となっています。最近ではルートボックス問題として世界でも問題となっています。

日本は世界の中でルートボックスに対する規制が一番緩いようです。

コンプガチャ問題の時に、課金ガチャ自体を一度認めてしまったことが、その理由のひとつかもしれません。

どんな国でもコンプガチャは完全に禁止になるとは思いますが。

課金のし過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

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